防災・減災を考える

被災した経験を知らない方々に情報を共有すること

液状化現象

皆さんは、液状化と聞いたことがあると思います。海岸に近い埋め立て地等で、家が傾いたりした所ですね。ただ、実際は、河川の近くや田んぼの埋め立て地、はたまた山手の埋め立て地でも起こります。地震があって、地面から黒い水が出てきました。標高100m以上ある場所です。なんだろうと思いましたが、それが液状化現象でした。その家は基礎が沈んで傾いたため、大規模半壊となりました。後で基礎ごと持ち上げて水平にすれば、解消となります。まあ、基礎の下も沈まないように工事をしなければなりませんが。

 山手の造成地だから安全とはならず、やはり地盤が大切です。一見、何事もなさそうに見えた家が、不等沈下で取り壊しというのも見てきました。
 道路も同じです。平らなアスファルトの道路が波打って見えました。もし上り坂とか下り坂であれば、横に割れて、アスファルトは重いので、低い方にずれていきます。傾斜にもよりますが、重みで下がって、真ん中あたりが50cmも盛り上がって折れたり、その分、アスファルト下の地面がむき出しになったりしますので、平らな道路にすぐ避難した方が安全ですね。
 田んぼを埋め立てた道路は、液状化でマンホールが1m近くせりあがって見えました。その分、道路が下がったことになります。
 これが、夜だと自動車の走行中は激突となり、道路が凶器になりますので、避難する時はスピードに気をつけなければなりません。気がついたのは、思ったよりも、道路にはマンホールがあるという事です。