防災・減災を考える

被災した経験を知らない方々に情報を共有すること

大きな地震のための防災対策

 震度5、6弱、6強は、何回か経験しました。

 私は素人ですが、地震は、起きる場所等によって揺れ方に違いがあります。

 昭和53年の宮城県沖地震は、縦揺れのガチャガチャタイプでブロック塀が倒壊したことで有名になりました。、平成15年の北部連続地震は、地鳴りとともに揺れました。平成20年の岩手・宮城内陸地震は、家の中にいたら危ないと思ったほどで、早朝連発できました。平成23年の東日本大震災は、大きな横揺れ。映像ではみんな地面にしゃがみこんでましたが、立ってられなかったのです。私も緊急地震速報がなり外に出ました。3秒後くらでしょうか。両足で立っているのが精一杯でした。あれは建物にしてみれば大きな揺れとストレスになったでしょう。

 これで鍛えられた仙台市は、他の自治体より地震に強くなっています。例えば、インフラです。電気もそうですが、水道管やガス管など弱い物は壊れて、フレキシブル管等に変わってますので、しょっちゅう地震はくるけど、地震には強いでしょうね。

 

 平成20年の岩手・宮城内陸地震の時は、ちょうどアナログ放送とデジタル放送の切り替え時期。テレビの緊急地震速報は、アナログ放送の方が早いということが分かりました。

 その後、FMラジオ波で地震速報を通知する機器を買いましたが、それも東日本大震災まで。全国の地震速報を通知するため、しょっちゅう鳴るようになりお蔵入りに。

 携帯電話が緊急地震速報、エリアメールを受信できるようになったので、これでいいかと思ったのですが、防災科学技術研究所の強震モニターを知ってからは、パソコンやタブレットを24時間常時稼働させてモニタリングさせてます。

スマホ緊急地震速報より少し早く(データの元は一緒ですが)、これから広がるのか収まるのか分かります。震源マグニチュード、P波(始めの縦揺れ)とS波(横揺れ)の到着時間がほぼ正確に分かります。

 逃げるかどうかの対策には十分です。と言っても2、3秒しかありませんが。

 これがあるのとないのでは、全然違います。

 それで、地震で何が怖いというと、突然ガチャガチャとくることでしたが、それは解消されました。

 次は、ガチャガチャの音を消すことです。

 百均で、滑り止めマットをすべての棚などの上に敷きました。色も豊富にあるので、見た目には違和感はありません。これで縦揺れが来ても、物が踊りません。

 それから、テレビや家電機器は、揺れ止めのゲル状の粘着マットを敷きました。重い物でも、かなりの揺れを吸収してくれます。地震がきてテレビを抑えた人もいるんじゃないですか?これに任せて、とにかく逃げましょう。命あってのテレビですから。

 

 家具やサイドボード等がせり出したり、転倒した方々もいるでしょう。我が家では、シリコン・コーキングを使ってます。ホームセンター等で2、3百円で売ってますが、浴室やキッチンの目地止めというか、白いゴム質の隙間に埋まっているものと言えば分かりますか。

 専用のガンで好きなだけ出せて、専用の成型具もあります。私は指でやることが多いですが、しばらくは取れません。水をはじきますので。

 家具や食器棚は、突っ張り棒のような物よりは、天井まで段ボール等を入れて隙間をなくす。それより効いたのは、このシリコン・コーキングです。

 壁と家具の隙間に入れていって、固くなる前に成型します。海外のホテルで、壁や床がこの方式で補修しているのを見ました。

 やったら、効果てきめん、面白くて、棚から壁と壁の隙間や天井との隙間等気になった所を全部埋めました。色も数色あるので、インテリアに合う色を選べば違和感もありません。

 なにがすごいかというと、微動だにしません。せり出すどころか壁と一体になったようなものです。しかもゴム質のように吸収するんでしょうね。やる時には自己責任でお願いします。

 ちなみに小さな棚一枚でも壁と一体化します。

 じゃあ、とる時はどうるのとなりますが、カッターで切れ目を入れます。すると簡単に壁から外せます。きれいにはがすことまでは考えてませんでしたが、そういう事が気になる人は使わない方がいいでしょう。

 それから注意点ですが、安い物は内装用ですので、屋外に使用すると紫外線で体積がだんだん小さくなっていきますので、あくまで屋内用です。屋外で使用したい時は、屋外用と書いてある高い物を使用します。これは、トタン屋根のずれや外壁の隙間等、雨漏りの可能性がある所等に使います。